頭のいい人は例外なく記憶力が良い。わたしの近くにも超人並みに記憶力が高い人がいる。本当に些細なことまで覚えていて、なぜそんなことまで覚えてるんだよとツッコミたくなる。
記憶力は試験勉強の場ではもちろんのこと、ビジネスの場でも欠かせない能力のひとつだ。取引先の名前を覚えておくこと、打ち合わせのときにどんな雑談をしたかなど、話の内容を覚えていたかでどうかでその後の自分の評価も変わる。特に、情報社会の現代。情報を制するものはビジネスをも制する。
情報をたくさんインプットする作業は生きる上でもはや必須。しかし、せっかく仕入れた情報も忘れてしまってはもったいない。今回はそんなもったいないを無くすべく、インプットした情報を無駄させない記憶術をご紹介していく。
1. 繰り返し覚える
エビングハウスの忘却曲線というのをご存知だろうか。
上記図のエビングハウスの忘却曲線は、記憶をどのくらいの期間保てるのかを表した図なのだが、ご覧の通り、人はその日に覚えたことをそのまま野放しにしておくと、翌日には約75%のことを忘れている。まさに驚愕的な数字である。しかし、現実はまさに上記数字が示す通り。悲しいかな、人は思ったより物事を忘れてしまいやすい動物なのだ。このようなままでは、せっかく覚えたことも水の泡である。
だが、安心して欲して欲しい。もちろん対策はある。以下の図を見て欲しい。
初日に覚えたことも、復習をすれば記憶の定着率は飛躍的に伸びるのだ。最低でも3回の復習をすれば、復習を全くやらなかった場合とでは天と地の差が生まれる。しかも、以前に一度覚えた内容なので、復習する時間は短時間でもOKである。頭をの片隅で思い出すだけでも全然効果が変わってくので、定期的に大事だと思ったことは思い出す習慣をつけるとよい。