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話題の『〆切本』を読んだ私が考えたこと

ほっしー ほっしー


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こんにちは。今回は「言い訳のスキルアップができる本」として何かと話題の『〆切本』について書いてみたいと思います。

ライター、作家、デザイナー、漫画家、イラストレーター・・・、〆切に追われていそうな職業を挙げてみると、ざっとこんな感じでしょうか。しかし忙しい現代では、人は皆、日々〆切に追われています。わたしも、忙しいときは毎日何らかの〆切が続き、色んな人に迷惑をかけてしまうことが度々あります。今もこうして、もうこれ以上街クリ編集部の方々に迷惑をかけまい、と思いキーボードを力一杯叩いているのです。

〆切の大切さ

さて、この本に登場する人たちの多くは〆切を守っていません。それどころか、〆切が過ぎた後に書き始める作家も出てきます。

「仕事場。どうしてもかけぬ。あやまりに文芸春秋社へ行く」
「さァ、案の出ない日ときたら、努力すればするほど時間ばかりがようしゃなくせまってきます」
「私は毎日、イヤイヤながら仕事をしているのである」
「やむにやまれずカンヅメにされることを受諾」
「不甲斐ないことに、いつまでたっても情熱が起こりません」

引用:『〆切本』より

どうでしょう。「あるある〜」と思いませんか? また、「文豪でもイヤイヤ仕事してるのか・・・」と、なぜか勇気が湧いてきませんか? どれが誰の言葉なのかは本作をを読んでからのお楽しみですが、この本に出てくる作家たちの9割が、いわゆる「〆切ギリギリじゃないとやる気がでない」という作家たちです。なんとも文士らしいというか、文豪だからこその気構えなのでしょうか。

しかし、自分を振り返ってみると、わたしも〆切ギリギリでないとエンジンがかかりません。スケジュールに余裕があるとどうしてもダラダラしてしまい、あれこれと他のことをやり始めるのです。余裕のあるときは夜遅くまで全く眠くならず明け方まで起きている。

だけど〆切間際になると猛烈に眠い。あの現象は何なのでしょうか。それに、〆切まで日数があるときは作業にやたら時間がかかってしまうし、かといって良いものが生まれるわけでもない。かと思えば、〆切に追われると短時間でまぁまぁまともなものがつくれたりする。

思うに〆切は、わたし達の敵ではなくエンジンをかけてくれる味方なのかもしれません。〆切があるからこそ、あの鬼気迫ったなかで集中力、発想力を絞りながらなんとか作業を終えることができているのかもしれません。そもそも〆切がなければ仕事すらしません、きっと。わたしの場合は。

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