今回は、女性フリーランサー3名の方に自身の普段の生活について取材しました。全てノンフィクションとなっております。それでは、衝撃の生活模様をご紹介します。
【デザイナーAの場合】仕事中は基本半裸で
朝
昨夜は明け方まで仕事をしていたためAM11:00起床。鏡を見る。驚愕する。「クマとシワがひどい･･･」。まどろみの中カーテンを開けようとするも、くすみ切った肌とパンツ一枚の姿にたじろぎ、すぐさま居直る。
昼
体にムチを打ちデスクに向かう（パンイチで）。誰も見ていないし、正直格好なんてどうでもいい。通勤とは違い、家でひとり仕事をするだけなので、あまり仕事中の身なりには気を使わない。パンチイチで仕事を始めるあたり「気を使わない」という言葉では済まされなさそうだが、まあそういう働き方をずいぶん長いこと続けてしまっている。
今日中に提出しなければいけないデザインがひとつ。担当者から催促のメールがきた瞬間に全てのやる気を持っていかれてしまう。「今日いっぱいいただきます、って言ったじゃないの･･･」、腫れぼったい顔がみるみる曇る。今日くらいは顔を洗い、きっちり着替えてデスクに向かおうと思っていたのに、たった一通のメールのせいで全てのやる気がシャットダウンされる。
夕方
これといったやる気スイッチを見つけられないまま夜になる。お昼の情報番組から夕方の情報番組にシフトチェンジしただけで、パンイチ姿は変わらず。ソファの上で築地にあがったマグロのような出で立ちのまま、意識がだんだんと現実に舞い戻ってくる。近所の住人が続々帰宅している姿を窓際からこっそり眺めつつ「さあて、あたしの1日が始まるよ･･･」と呟く。せめてあと4時間早くやる気のスイッチが入ればいいのにと、自分の甘さに苛立ちながら作業を始める。
夜
腹が減った。仕事の調子が乗ってきたので気にならないふりを続けてきたが、いよいよ腹の虫がなり始めた。せめてちゃんとしたものを作って、ご飯の時間くらいはしっかり確保したいと思いつつも、この良い流れを止めるわけにはいかない･･･ということで、食品棚の奥底に眠っているシリアル（またはトーストやコンビニのおにぎり）にかじりつきながら平行してデザイン作業に没頭する。「まるで朝ごはんやんけ･･･」、そうボヤきつつもかじる手を止めはしない。
夜中
気づいたらてっぺん越え間近。そろそろ目が見えなくなってきた。「今日はこのへんで･･･」と思いつつも、なかなかデスクから離れられない。結局ネコの動画などを観てしまい3時〜4時くらいに就寝となる。
デザイナーA「ライフサイクルを戻したいのに戻せない、そんな無限ループにどハマり中です」
