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元編集者が「そらしゃあない」と締切を引き延ばしてしまった理由7例

トゥルーテル美紗子 トゥルーテル美紗子


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締め切り。それは、いかなる理由があろうとも打ち切らなければならない期限――。けれどもこの世には、「それはとても打ち切れない」と圧倒されてしまう理由があります。

本稿では、筆者が書籍編集者として働いていた際、思わず締め切りを延ばしてしまったケースを7例お話しさせていただきます。先月掲載された、元編集者が教える「締切を守らない著者に効く魔法の一言」10選と併せてお楽しみくださいませ。

なお、プライバシー保護のため若干の脚色を加えておりますことをご了承ください。

理由1:「急に中国出張が入ったんです」

「海外出張」と聞くと、反射的に「それは仕方ない」と締め切りを見直してしまいそうになりますが、冷静に考えるとインターネットが使えれば地球のどこにいても仕事はできるでしょう。締め切り延ばしには値しない理由です。

ただ、かの国ではどんなメールも検閲されるかもしれないという話です。ファイル転送サービスも危ないかもしれません。私に知識と経験があれば「本当に連絡は難しいんですか?」と問いただし、解決策を見いだせたのかもしれませんが、あいにくそのどちらも持ち合わせていませんでした。という訳で「それは仕方ない」と思ってしまったケースです。

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理由2:「明日、テレビの取材が来るんです」

「今日の16時が締め切りですが、ご様子いかがでしょう・・・」と、13時頃催促の電話をかけた時のこと。先生は締め切りどころではなく、翌日に控えたテレビ取材の準備で大わらわでした。お宅に取材陣が詰めかけるので部屋を掃除しなければならない、取材の拘束時間も長くて大変だ。だから執筆に時間を割けない、とのこと。

テレビって、「1日取材して放映は1分」なんてよく言いますもんね。取材された経験がないのでよく分かりませんが。そのため、「それは大変ですね」と締め切りを延ばすしかありませんでした。

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