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スマホに残された真実【連載】松尾英里子のウラオモテ

松尾英里子 松尾英里子


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一方、同じ動画を見ている子どもたちには、特にこれといって私の口調に対する反応はない。「こわいね~!」と私が言っても、なんのことやら、とキョトンとした顔で一瞬私のほうを見ただけで、すぐに自分たちが映る動画に視線を戻した。
 

反応がない? つまりそれは即ち、私の怖い口調に既に慣れているってこと?? もしや私、常日頃からこんな怒った口調だったのか・・・!? そんな事実を突きつけられるとは思ってもみなかった私は、ただただ衝撃を受け、茫然とした。

 

そんな一件があって、最近の動画撮影は非常にナーバスである。基本的に動画ではなく写真で記録したり、動画にするときはなるべく口を開かぬようにしたり・・・子どもの言葉遣いがどうこう悩むのではなく、まさか「自分の音声」に気を付けなくてはならない状況とは、我ながら情けない限りだ。

 

さて、2018年が始まる。戌年の年女、現在35歳。30代女性はほとんどの年を厄年に見舞われるわけだが(33歳と37歳が厄年で、その前後1年ずつが前厄・後厄。通算6年が厄年!! )、今年の私は4年ぶりに厄年から解放される1年になる。前向きな思考と、良い言葉、やさしい話し方を心掛けて、せめて子どもの動画撮影に「自分の音声がのらないように」とドキドキしない1年にしたいものである。みなさま、今年もどうぞお付き合いくださいませ。

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