プレゼン無敗のクリエイター岸勇希氏の「勝ち続けるための思考法」を聞いてきた

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第7回のハタガクのゲストは、岸勇希さん。「勝ち続けるための思考法」をテーマに質疑応答形式でお話をしていただきました。今回の参加者はこれまでとは少し違い、7〜8割くらいが社会人の方々(特に広告業界の方が多いよう)でした。したがって、岸さんのお話の内容も、モチベーション・デザインの話を中心に、「これから社会の中で勝ち残っていくためにはどうしたらよいか・・・?」というものが多かったです。

ハタガクは毎回ゲストが変わるごとに雰囲気もガラリと変わるところが面白い部分であるのですが、今回はこれまでで一番緊張感があって熱い回でした。というのも、冒頭で・・・

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岸さん
今回はみなさんのQ&Aに全力で答えます。その代わり、質問が出なくなったら、30分でも終わります。

という宣言があり、参加者からもいつもの倍以上のスピードで質問が出るといういい意味で緊張感たっぷりの雰囲気でした。

働くを考える学校 ハタガクとは?

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これまでに6回開催されている「ハタガク」は、校長・齋藤太郎さんが日本の「働き方改革」について「本当にこのままでいいのか?」という疑問を投げかけた第1回からスタートし、毎回様々な働き方をしているゲストからリアルな「働く」に対する思いや考えを聞くことができるイベントです。

私自身は現在大学4年生で大学院へ進学することになったのですが、昨年から今年にかけて周りの友達が就職活動をしているのを目の当たりにして初めて、もう少しで社会に出て働かなくてはいけないという実感が湧いてきました。これまで「将来の夢」という存在でしかなかった「仕事」や「働き方」が急に現実味を帯びてきました。しかし、自分の周りやテレビ・ネットで見る大人たちは苦しそうに働いているイメージしかないし、ブラック企業や過労死のニュースも絶えない・・・改めて自分がどんな風に働いていけばいいのかを考え始めると、不安ばかりが浮かんできました。

そんな時期に参加し始めた「ハタガク」のゲストの方々で苦しそうに働いている人は誰もいませんでした。そして、どの方も「働く」ということにきちんと向き合っていて、自身の「働き方」を持っていました。

「働く」ということの本質は学校では教えてもらえません。でも、「働く」とはどんなことなのか、自分にとってどんなものであるべきなのか・・・ということをしっかり考え、向き合うことができなければ、苦しい思いをしながら一生働かされてしまうのではないかと思いました。

参加者目線からは、「ハタガク」は様々な働き方を知り、「働く」ということについて考え、自分自身の「働き方」を模索することができるイベントだと思います。

刻キタル 岸勇希さんのプロフィール

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1977年生、名古屋市生まれ。早稲田大学大学院国際情報通信研究科修了し、2004年に電通入社する。2008年「コミュニケーションをデザインするための本」を上梓し、広告界にコミュニケーション・デザインという概念を提唱した。以後、同領域の第一人者として業界を牽引し、2014年に電通史上最年少でクリエーティブの最高職位エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクターに就任する。

2017年4月に独立。広告に限らず、商品開発やビジネス・デザイン、テレビ番組の企画や制作、楽曲の作詞、空間デザインに至るまで、幅広くクリエーティブ活動に携わる。

今回のレポートについて

そして、今回のレポートについては、岸さんとハタガク校長の齋藤太郎さんより以下のコメントを頂いております。

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岸さん
こんにちは。
ハタガク第7回で登壇させていただいた刻キタルの岸です。
今回の対談内容ですが、私のわがままで申し訳ありませんが、アーカイブ公開はなしとさせて頂きました。ごめんなさい。
そもそもこの対談、私としては内容以上に熱量をお伝えしたかった、という狙いもあり、良く言えば全力で、悪く言えばまとまりのない話をさせていただきました。
加えて、あらゆる情報が簡単にネットで手に入る時代、「体験価値」こそが大切であり、尊いという話もしました。
そういう意味で、貴重な時間を割き、対談に足を運んでくださった皆様に対し、全力で向き合った時間であり、この時間の価値は、それ以上でも、それ以下でもないと思っております。なので、内容のみを切り出して、アーカイブすることは、少し趣旨と異なると判断した次第です。
参加できなかった方には大変申し訳ありませんが、ご理解いただければ幸いです。
ありがとうございました。

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齋藤さん
今回、岸さんと相談し、アーカイブを公開しないことにしました。
なんらかの事情で急遽ご参加できなくなった方、楽しみにされていた地方の方など、申し訳ありません。
しかし、この議論を機に僕自身も、リアルなイベントのあり方を再度考え直すことができました。

このところセミナーやイベントの類のモノが溢れかえっていて、
SNSのタイムラインやメールに案内が頻繁にやってきます。
そしてその多くの講演でライブ配信が行われたり、アーカイブが見られたり、文字起こしがされていることも珍しくありません。
ハタガクでも、これまでの講演の内容をレポートのかたちで紹介させていただいています。

そんな中、毎回時間を割いてわざわざ会場に足を運んでくださる方がいらっしゃいます。
中には地方都市から参加されている方もいらっしゃいます。
その方々はきっと、生で体験する価値や、一次情報のリアリティを重視しているのだと思います。
現場にいた人にしかわからない温度感や会話の流れがあり、
自分がドキドキしながら手を挙げて聞いた質問だから学べることがある。
岸さんも体験価値が大切で尊いと仰っていましたが、
生で受け取った情報を自分なりに処理していく中でこそ学びが生まれるのでないかと、僕は思います。
アーカイブはあくまで「記録」だし、レビュー記事は「他人の学びの記録」であるので。

ということで、是非次回以降直接会場に足を運んで頂ければと思います。
無料だし。
壺とか健康食品とか洗剤とか売りつけたりするようなことはしませんので。

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壁の高さ、厚さ、立っている位置がわからないときが怖い

モチベーション・デザインのお話をはじめ、岸さんの考え方や理論を聞いていて、岸さんは「とても研究者と似ている」という印象を持ちました。常に目の前にあるモノや起こった出来事を分析・検証し、そのメカニズムや裏で起きていることを解明しているからこそ、コミュニケーション・デザインやモチベーション・デザインといったような理論として体系化することができているのではないかと思います。このような視点や姿勢をすぐにでも真似したいと思いました。そして、思考することってめちゃくちゃ大切なんだということが伝わってきました。

今回のハタガク参加後、「ん〜やる気がでない〜」という状況に陥ったとき、「いま私のモチベーションを奪っているものは何だろう?」と自分の状態を客観的に分析してみました。まだまだ、私自身の理論などは持っていないので、岸さんのような人生の先輩方の理論をお借りして分析するわけですが、これまでなんとなく捉えていた出来事の見えなかった部分がどんどん見えてきた感覚を得ました。岸さんがイベントの中でおっしゃっていた「壁は高さが分かれば超えられる。壁の高さ、厚さ、立っている位置がわからないときが怖い。」という例え通りだと思いました。

物事の表面的な部分だけではなく、その裏側がどうなっているのかを分析しようとする姿勢、そして納得がいくまで思考することを意識して、将来的にはオリジナルの勝つための理論を構築したいと思いました。

まとめ

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今後のレポート記事の形式についてはどうなるかわかりませんが、冒頭の岸さん、齋藤さんのコメントにもあったように、実際にイベントに行ってその場でしか受け取ることできないものはたくさんあると思います。

次回以降ハタガクも、開催が決まっています。
11月15日には、世界的なNPO法人TABLE FOR TWO Internationalを立ち上げた小暮真久さん。
12月13日には、リクルートライフスタイルで精子判定ビジネスと立ち上げた入澤諒さんが登壇予定だそうです。
ご興味ある方はぜひ公式サイトをチェックしてみてください!

ハタガク 第10回への応募はこちらから!
街クリ告知バナーハタガク7回目_記事用_2

過去のハタガクの様子は下のリンクから確認できます!
第1回 『意識低めな大学生が電通を辞めたベンチャー社長2人の話を聞いて腰を抜かした話』
第2回 『意識高すぎる就活セミナーに冷やかしに行ってみた。内定してもまだゴールじゃないらしい(笑)』
第3回 『就活興味なし系大学生が、正反対のキャリアを歩んだ2人の社長の話を聞いて意識が高まった話』
第4回 『社会人が学生の100倍楽しくなる思考法があるというので、聞きにいった結果・・・』
第5回 『電通コピーライターさんと考える「働く」が、優しい言葉なのに胸に突き刺さりまくった話』
第6回 『海外で働くなんて考えたこともない大学生が、電通を辞めてカナダで活躍する現地採用社員の話を聞いてみた』

[編集]街角のクリエイティブ編集部
[ライター]ranran

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