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イヤイヤ期の真っ最中。【連載】松尾英里子のウラオモテ

松尾英里子 松尾英里子


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今回は、これまであまり書いてこなかった2歳の娘について書こうと思う。ところで、なぜ娘の登場回数が今まで少なかったのか、ということなのだが、これには特に意図はなく、ただ「書くほどのことがなかったから」である。つまりは、よく食べよく遊びよく眠り、順調に大きくなってきていた、ということである。

実際、「食べない食べない」と悩まされた長男とは逆に、「いや、もうそんなに食べなくてもいいでしょう・・・」というくらい、娘は食欲旺盛。高い滑り台も深いプールも、泣きもせずに挑戦する。音楽がかかれば、口ずさみ、手や足を動かしてくるくる踊り、公園に知らない子がいれば、自分から話しかけて一緒に遊ぶ。食べない、怖がり、引っ込み思案、などと、息子については随分悩んだが、娘はどうやら真逆のタイプのようだ。兄に連れられ、小さなころから否応なしにちょっと大きな子たちの中で育ってきたから、そういった面で精神的に発達した部分もあるのだろう。とにかく「手のかからない子」だった。

しかし、今日はどうしてもその娘について書こうと思う。そう、娘に関して、順調ではないことが起きているのだ。

イヤイヤ期。

赤ちゃんから子どもへと成長していく過程では必ず通る、自我の芽生えの時期。親にとっては、「ああ、だんだん子どもになってきているんだなあ」と精神的成長を感じさせられる一方、そんな悠長なことも言っていられないくらい、厄介な時期でもある。そのイヤイヤ期に、どうやら娘は突入しているようだ。

2歳3か月。自分でやりたいことが増えてきた。包丁を使ってみたい、日焼け止めクリームを自分で手に出して塗ってみたい。お兄ちゃんみたいに、箸を使いたい。家の鍵を閉めたい。

その自主性は認める。でも、時間的にどうしてもさせられなかったり、安全上の問題で、できなかったりすることもある。すると、イヤイヤスイッチはいとも簡単に作動してしまう。

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