Photo by Kazushi Hamano
国民的バンドという物語
マキシマム ザ ホルモン
「耳噛じる真打TOUR」Zepp Osaka Bayside 2017.6.19
みなさんこんにちは。田中泰延です。ひろのぶと読んでください。47歳です。青年失業家と勝手に名乗っていますが、無職の僕が映画や本、音楽などのエンターテインメントについてお話するという田中泰延のエンタメ新党。
だから映画の話とは限らないんですよ。前回は「燃え殻」さんの小説のお話でした。
今回は、音楽の話をしたいと思います。なんと2015年のこの記事以来です。
ゆーても、あのベートーヴェンですからね。そのベートーヴェン様の次の音楽の話は・・・
Photo by Kazushi Hamano
マキシマム ザ ホルモン。そうなんです。ホルモンのライブに行って来たんです。ええ、2ヶ月前にな。
なんでこんなに原稿が遅いんでしょうか。気持ちではライブの翌日に書き上げるつもりでした。いや、「耳噛じる真打TOUR」が終わるまでに掲載する段取りでした。せめて、ツアーが終わってホルモンがいろんな夏フェスに出始める前に発表する算段でした。少しずつ後退していますが、なんとか前向きに後ずさっていたのです。
しかし僕を不幸のズンドコに陥れる氷川きよしが現れました。痛風です。もう、とにかく痛い。痛いの痛いの飛んで行きません。代わりに意識が飛びました。
しかし、遅くなってもなんとか書きたいという思いでここまできてしまいました。8月です。オーガストです。
亮君との出会い
そもそも僕とマキシマムザ亮君との関わりなんですけど、ホルモンのオフィシャルサイトにちょっと目を通してみてください。
そのトップページに『マキシマムザ亮君が惚れ込んだサラリーマンの独白』というバナーがあるんですけど、そのサラリーマンって僕なんですよ。2年ほど前の記事です。ところが、僕、サラリーマンじゃなくなってしまったんですよ。勤続24年、あとは定年退職を楽しみに待つはずだった会社員だったのに、辞めてしまったんです。それは、亮君に出会ってしまったのも大きな理由のひとつなんです。
Photo by Masahiko Okabe
大阪での再会
2年前、亮君と初めて会ったのはDVD3枚とBlu-ray1枚と+CD1枚の超大作『Deka Vs Deka~デカ対デカ~』が発売されたタイミングで、
出典:Amazon
それを機会に、過去のすべてのホルモンの作品を聴きまくり、観まくり、にわか腹ペコになった僕ですが、ライブに行ったことがありません。ていうか2年間ライブ活動を封印していたから行きたくてもやってなかったわけで、この夏、大阪で彼らの復活ライブに行けるなんてもう、ほんとうに待って待って待ち望んでいたわけです。
で、6月19日、行ってきました。USJ、大阪風に言うなら「ユニバ」のお隣、Zepp Osaka Bayside。大阪はすっかり真夏に突入した暑い日でした。僕は2階席の一番前に座ったのですが、2年間待ちに待ちに待ちに待ったライブは幕を開けました。