• MV_1120x330
  • MV_1120x330

その夜父は絶望して満天の星空を見上げた【連載】嫁公認コラム

5歳【嫁公認アカウント】 5歳【嫁公認アカウント】


LoadingMY CLIP

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

去年の12月から仕事が突然忙しくなった。それ以前の倍くらいの仕事をやるようになった。そして今はもう5月。びっくりするくらいあっという間に半年が経ったのだけれど、いまだに慌ただしい日々が続いている。そしてこれからも、しばらくこの忙しさは続くと思う。

今までの人生を振り返ってみても、ベスト3に入る忙しさだと思う。二十代の時には寝ずに働くという期間が何回かあったような気がする。34歳になった今は、あの頃から比べるとやはり少しだけ気力と体力が落ちていて、寝ずに働くのは正直応える。

そしてあの頃は独身で思う存分働いて「もう無理ー」と投げ出す事が出来たのだけれど、しかし今は泣き言は言っていられない。女房子供を養わなければいけないからだ。気軽に「むーりー」と辞める事なんてとても出来ない。

こないだ疲れ切った僕が「仕事休んで南国に行きたい」ボソッと呟いたら、「・・・は?」と嫁に一瞥された。そうだよね、寝言は寝てから言うべきだよね。うん、分かってる。

来年には長男が小学校に入学するのでランドセルを買わなくてはいけないし、学習机も欲しいらしい。あと、息子は高層マンションに住んでみたいらしい・・・。それらのリクエストに応える為には、今ここで止まるわけにはいかないのだ。

だから僕は働く。僕自身が選んだ事なので文句はない。それにしても、それにしても、それにしても忙しい。心を亡くすと書いて忙しいですけど、時々、心が擦り切れそうになる時がある。

街角のクリエイティブ ロゴ


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

TOP