映画「スウィート17モンスター」、脚本・監督はケリー・フレモン・クレイグ。
出典:「The Edge Of Seventeen」オフィシャルFacebook(USA)
この映画が初監督作品ですが、いきなりニューヨーク映画批評家協会賞初監督作品賞を受賞しましたね。脚本に4年かけたとパンフレットにありました。いやぁ〜、溜めて出てくるんですね、ものを創る人は。
主演はヘイリー・スタインフェルド。
ほぼ同年齢の彼女が、17歳の高校生、ネイディーンを演じています。この人から見える世界=この映画。そして変化していく世界。まさに主演。主人公ってやつですね。
彼女はこの映画でゴールデングローブ賞主演女優賞にノミネート。もともと、コーエン兄弟の「トゥルー・グリッド」で14歳にしてアカデミー助演女優賞にノミネートされた、いきなり演技派なんです。
出典:IMDb
もう、この映画では大爆発ですね。こじらせまくりの17歳、自分はブスで負け組というコンプレックス、なのに自分以外は全部バカ、妄想だけが空回り、なんでも他人のせいで口ばっかり、自分の見えている世界だけが世界のすべて、うわぁ〜、書いててイヤになってくるけど、なんでイヤかっていうと、それは17歳のオレだし、いまもそんなに変わってないからですよ!
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彼女は子どもの頃父親を亡くしまして、それ以降精神がすこし不安定になっちゃったキーラ・セジウィック演じるお母さんと、
出典:IMDb
同じ高校に通うイケメンのお兄さんと暮らしています。兄貴ダリアン役のブレイク・ジェナーは、かっこいい。高校のスクールカーストでも頂点の存在なんですよ。この兄貴がカッコよすぎるんで、妹のネイディーンはいつもムカついてるんですよ。彼女のコンプレックスの原因にもなっています。