電話にでない女【連載】さえりの”きっと彼らはこんな事情”

さえり さえり


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目の前を通っていく人がどんな風に人生を過ごしてきたのか、考えたことはあるだろうか。わたしは結構妄想します、彼らがどんな事情を抱えているのか。

だってもしかして、前を歩く人にだって昨日までイチャイチャしていた彼女から突然振られた経験があるかもしれないし、隣を歩く人にだって靴下の片っぽが見つからなくて適当なものを履いた日に限ってお座敷の席に通された思い出があるかもしれない。

そういういろんな出来事を経て、いまここにいる。

そう思うと、なんかもう、他人のだいたいのことは許してあげたいような気持ちになってくる。大変だったね、そんなことがあったんだねって気分になって。え、そんな気持ちになることはない?  いやもしかしたら全然大変なことなんてないのかもしれないけれど、まぁ、彼らの事情をわたしは生涯知る由もないのだから、言ってみれば想像するのも自由。

そういうわけでわたしは日々、人の事情を妄想する。

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