別れても続く、ふたりのすれ違い
――今、こうやって話をできるくらいですから、関係はそれなりに修復したと思うんですけど、ヨリを戻そうという話にはならなかったんですか?
別れて1年くらいのときに、何人かで飲み会があったんですけど、もしかしたらヨリ戻せるかもって思ってたときがあったんです。たぶん、また未練が沸いたんでしょうね。
ーーへえ!
それで会ってみたら、やっぱりこの人は、わたしにとって永遠の恋愛対象なんだなって思えて。
ーーおおー! 甘い、超甘い・・・!!
なのにこの人、新しい彼女ができていて、そのことを私に黙ってたんですよ。
ーーええ・・・本当ですか・・・。
いや、あれは事故だって・・・。
事故じゃないよ!(笑)
いや、ほんと誤差! その飲み会の二週間まえくらいに付き合ったばっかりで、飲み会のときに言おうと思ったのに、タイミングつかめずに終わっちゃって。
ーー完全にすれ違ってる・・・。
嫉妬していた自分がいたから、この人とは友だちに戻れそうにないし、永遠に引きずっちゃいそうと思って、その帰り道に「あなたとはもう2度と会いません」ってメールしたんです。
ーーじゃあ、そこでいよいよ会わなくなったんですね。
そこから半年くらいは、本当に連絡を取らなかったです。でも、何度考えても、これからも繋がっていたい人だったので、去年の夏ぐらいに僕から改めて、「会わない?」って声をかけて。そこからは、今の感じの距離感でいられるようになりました。
なんか、大人になったなあって感じだったよね。
うん、若かったなあって。今ではそう思える。
埋められない男女の考えの溝
ーーこうすけさんは振り返ってみて、仲直りのタイミングが早ければどうにかなったのかなって思いますか?
うーん・・・。別れて3カ月くらい経ったときに、親戚のおばちゃんに、「別れるっていうのは、つまり、そういうことなのよ」って言われたことがあって。このニュアンス、わかります? 僕はそれを聞いて、なんかめちゃくちゃ納得してしまって。しょうがなかったのかなって思ったんです。
――なるほど、なんとなくわかります。縁ってやつですね。
そう。僕も今は別の恋人がいますし、もう戻らないんだろうなって思っています。
――ちさとさんは、復縁する可能性ってあったと思いますか?
ここまですれ違ってしまったし、あのとき「一週間連絡を取らない」っていう選択肢をしてしまったことが、わたしたちの決定打となっていて。もし復縁しても、またああいう壁にぶつかると思うんです。それがわかるから、戻ることは、ないような気がします。
――やっぱり、あの一週間が全てだったんですね・・・。
――最後に、お互いに言いたいことはありますか?
・・・幸せになってほしい。それは、本当に思ってます。
ーー(かっこいい・・・。いい話や・・・)
わたしは・・・後悔してほしい。
ーーきびしいーッ!!!!!
あのときは、無理を言ったとわかってるんですけど、それでも、あのとき「(私と)結婚する」って言わなかったことを後悔したくなるぐらい、いい女になりたいって思ってるんです。好きだったからこそ、後悔させたい。そういう気持ちです。
――なるほどなあ・・・。女子は共感できる人が多そうな意見だ・・・。