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映画の半分は音だ【エア対談】田中泰延のいい黄身だ

田中泰延 田中泰延


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2016年の映画

2016年の映画にいきましょうか。

加藤さんのベストワンはなんですか?

シンゴディーラ? ミャッドマックス? 他のでもいいですが。

ミャッドマックスは2015年やがな。

ほんまや! 4本しか載せてないから勘違いしてた!

いじめ禁止。

2015年公開ですね。今年公開のものはほとんど観ていないのですが、「シン・ゴジラ」ですかね。

ベストワンは「シン・ゴジラ」でいきましょう!

やっぱり「シン・ゴジラ」ですね。

加藤さんはゴジラシリーズコンプリートしてるんですよね。

「シン・ゴジラ」放映間近! ゴジラシリーズをおさらいしてみた

そうそう、すばらしい記事で。
エビラがひどかったです。
 

https://pbs.twimg.com/media/CpJleFqUkAAuGmT.jpg
出典:Twitter

エビラ可愛いですよねエビラ。あれは「書きます」と自分から言った手前、いざおさらいしようとしたら膨大な時間がかかることが判明し、非常に後悔しました。

ゴジラシリーズって予告編だけで1時間あるんですよ・・・全部足すと・・・。

あと、全予告編のYouTubeを載せたからか、余りの重さにスマホで読むと落ちたりするんですよ。本当にすみません。

そのゴジラシリーズのどれとも違うし、初代へのオマージュでもありましたね「シン・ゴジラ」は。

ひろのぶさんの「シン・ゴジラ」の記事にはいろんな説がありましたが、これほどまでに大衆ウケした要因ってなんだったんですかね。

今年映画4本しか観てないけど、「シン・ゴジラ」は6回行ったんですよね結局。

それだとベスト10で1位から6位までシン・ゴジラいけますね。

ほんまや。「シン・ゴジラ」がこれほどまでに大衆ウケした要因
は・・・石原さとみが大きいんですけどそれは置いといて、

いや、石原さとみは本当に大きかったと思います。

たしかに。

あれって緊張の緩和に必要不可欠ですよね?

間違いないですね。石原さとみがなかったら、

なかったら?

苦しさに耐えられない。

そうですそうです! 個人的には石原さとみと『宇宙大戦争マーチ』にとても救われました。
 

Reference:YouTube

映画はもう、観ている我々が死にたい気分になるピークで折り返しますから、そこにカヨコ・アン・パターソンが出てこないと乗り切れないんですよね。
面白かったのは、

かったのは?

自分の記事に、あの変な英語の発音のノリで「カヨコ・エン・パラースン」と書いたら、

書いたら?

間違ってますよ。カヨコ・アン・パターソンですよ」ってリプライ多数・・・まじめか!!!

wwww

そういうひとは明治時代にゲーテをギョエテって書いてあったのを知らない人ですね

音楽バーで「ピーター・ガブリエル」って言ったら「違う! ピーター・ゲイブリエルだ!」と絡んでくる知らないオッサンと一緒ですね。
あと、音楽的なことについてなのですが、泰延さんも書かれていたとおり、『シン・ゴジラ』本当にネットでさまざまな言説が飛び交いました。

それは旧ゴジラシリーズ、そしてエヴァで使用されている楽曲を使用したことで、音楽が連想させる力も働いたのではないだろうかと思うんです。

「あ、知ってる曲が流れた、これはこれっぽいぞ、なるほど! こういうことなのか!」と。どんどん連想ゲームが広がってしまって、シン・ゴジラから乖離してしまい、その錯覚に気付かずに結びつけてしまうという。

もちろん、選曲ミスということではなく、音楽は本当に素晴らしかったです。サントラも大傑作ですよね。ライナーノーツ読むためだけに買っても後悔しないです。

 
 

次に観たい映画

で、大ヒットしたんで、無茶振りですけど「シン・ゴジラ」と「君の名は。」の共通点って見いだせますか? 大衆にウケる条件を逆算して考えられないかと。

共通点、加藤さんお願いします。私は全く見つけられませんでした。なぜなら「君の名は。」を観てないからです。

私も「君の名は。」観てないんですよ。

ダメ映画ライター2人羽織か。

終了。

新海誠作品を観ると2週間くらい立ち直れなくなるので。

どういうことですか?

羨ましくなっちゃって。「秒速5センチメートル」という作品がありますけれども、あれ、地元に近いんですよね。登場する電車とか乗ったことがあって、駅舎もああいう寂れた感じだったんです。

だから、「何? なんなのこの青春! おれ小中高と麻雀しかしてねえよ!」とか昔のことを思い出しちゃって羨ましくなり、さらに東横線のシーンです。私、上京してはじめて住んだのが祐天寺だったので、お隣の中目黒駅が出た瞬間にトドメを刺されました。「おれは大都会で何をやっているんだ。酒しか飲んでねえじゃねえか」と。

これは「耳を澄ませば」もそうなのですが、もしかしたら、そうなっていたかもしれない自分と、なれなかった現在の自分を比べて、妙に凹んでしまうんですね。

なるほど。「君の名は。」の脳入れ替える、は初め聞いた時どんだけ使い古したフォーマットやねんと思いましたよね。

「君の名は。」も、「シン・ゴジラ」と同様に膨大な言説がネットに溢れたという点では共通してましたよね。

今はみんなネットで議論して、それを目にした人が行く。「のん」が声を当ててる映画もそうですよね。

「この世界の片隅に」観ました観ました。大好きな映画の1本になりました。

ひろのぶさんはもう見たんですか。

早く行きたいのに、行けてないんですよ! 原作のこうの史代さん、前作「夕凪の街 桜の国」も映画になっていて、原作も映画もすさまじいんですよ。でも、凄まじいシーンはないんです。

と言いますと

まだ新作はこれから見るんであれなんですが、手法としては、みんなが知ってるカタストロフィの直前までを描くという、もしくは、その惨事を直接描かず、その後の長い長い時間を描く、という残酷で美しい手法なんです。つらい。

聞いただけでつらくなりますね。

このミュージックビデオは「Ken Ishii vs FLR – SPACE INVADERS 2003」という曲なんですが。

 

Reference:YouTube

その「凄まじい手法」で描かれてます。

 

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