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超訳『美味しんぼ』初期の迷言を英語にすると胃がキリキリする【連載】トイアンナの超人気マンガ英語塾

トイアンナ トイアンナ


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こんにちは、トイアンナです。あの名言を英語でもう1度と、これまでも超名作マンガを中心に選んでいました。しかし、ここである匿名の読者から「あんた……大事な作品を忘れてないかい」と連絡が来たのです。

それが、『美味しんぼ』です。

今の10代には『美味しんぼ』といえば、大人向け雑誌に掲載されている料理漫画くらいの印象しかないかもしれません。しかしその実態は過激発言てんこ盛りの、超ロックでアバンギャルドな漫画です。特に初期は「よく出版禁止にならなかったな」と読者が気遣ってしまうくらいのセリフが続出。たとえば……

・自分が何を食いてえのかわかんねえのかよ、貧乏人の小娘はこれだから嫌んなる。
・こんな器で料理が食えるか、不愉快だっ!!(料理が美味しかったので怒りながら)
・あの味覚の野蛮人、アメリカ人の好物の嘆かわしい駄菓子とトリュフといっしょにするのかっ!!

こんなセリフを見てしまうと、昨今の料理漫画が大人しく見えてきたんじゃないでしょうか? 今回はそんな『美味しんぼ』から取っておきの名言(迷言)をお伝えします。

このあらいを作ったのは誰だあっ!!

初期の美味しんぼのストーリーは「親子対決」です。グルメの座を譲らぬ父と息子が、最高のグルメを巡って同じテーマの基に対決を続けてゆきます。対決の父親サイド、海原雄山の名言がこちら。

このあらいを作ったのは誰だあっ!!
引用:原作/雁屋哲 作画/花咲アキラ(1983年)『美味しんぼ』小学館

海原雄山は、あらいから微かなタバコの臭いを嗅ぎ取ります。繊細な日本食を扱う人間であるにもかかわらず、味覚がダメになると喫煙をした彼へブチ切れ。

「やかましい! こやつに料理をする資格はない! 出ていけぇ!!」と叫びます。

あまりの勢いなので「そうですね! 板前が喫煙なんてもってのほかですよね!」と首をカクカク振って納得してしまいそうですが、実は寿司職人にも喫煙者って多いんですよね……。今思い返すと、意味不明です。

そんな彼の世迷い事を超訳したのが、こちら。

WHO the hell did cook this sashimi!!??
超訳:この刺身を作ったのは、どいつだぁっ!?

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