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コートの重さはD~Eカップの女性並? 冬に半袖ゲームをやってみた

きゅうり きゅうり


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大学生の時、モンゴルに行った。「旅行中の荷物は少ないに限る!」と思っていた私は、持っていく服を最小限に抑え、傘も不要と判断した。モンゴルはとても寒く、運悪く雨まで降ってきた。傘もなく、冷たい風雨に晒された。凍死するのではないかと思うほどの寒さだった。

日本でゲーム開始を決意!!

さて、日本に帰ってどう思ったか。日本は夏の終わりでまだ暖かい。でもいずれ寒くなる。真冬になったら、また凍死しそうだと思いながら震えることになる。あんな思いはもうしたくない。

「寒さに負けない人になろう!」

というわけで始めたのが【半袖ゲーム】。寒くなってもできる限り薄着で過ごす、というシンプルなルールのゲーム。そんなわけで、11月でも半袖に生脚にショートパンツで過ごしている。まだまだイケル気がする。寒さ耐性が身についているのを感じる。

「寒くない?」
「寒くなってきたね」
「いや、そうじゃなくて。その服装、寒くない?」
「むしろその服装、暑くない?」
「は!? 何言ってるの? 季節分かってる?」

さすがに季節は分かっている。11月下旬。肌寒い季節。この時季になると、コートやマフラーを身にまとい、暖かそうな服装になる人が増えてくる。

こんなことがあった。

コートを着て防寒対策バッチリな人がこちらに向かって歩いてきた。

目が合った。

お互い「信じられない!」という顔をしてすれ違った。私は「まだ11月なのに、着込みすぎじゃない? 暑そう!!」と思い、すれ違った後に振り向いてしまった。すると相手は相手で「もう11月なのに、まだ半袖なの? 寒そう!!」と思ったらしく、再び目が合ってしまった。気まずくなり、早足でその場を去った。

半袖ゲームを続けるもう1つの理由

やはり、周囲のイタイ視線を浴びることもある。そこまでして寒さに耐える必要があるのだろうか。実はこのゲームを続けているのには、もう1つ理由がある。

「なんで上着着ないの?」とよく聞かれる。
「身軽でいたいからだよ」と答えている。

服を着るデメリット

冬の服は重い。重いものを身につけたら、当然負荷がかかる。裸でも重い身体がさらに身体が重くなる。できるだけ身軽でいたい。裸がベストだが、裸で過ごすわけにはいかない。髪も、見た目を気にしなければなくしたい(邪魔だから)。爪は短くしていたい(邪魔だから)。アクセサリーはキレイだけれど、あまり身につけたくない(身体が重くなるから)

駅やお店は暑い。上着は脱いだら荷物になる。邪魔だ。旅行中の荷物を少なくしたい思いと共通している。とにかく、身軽でいたい。そんな思いでこのゲームを続けている。

寒さに強いわけではない。寒い時もある。やせ我慢ではない。カイロに頼ったりもする。そんな時、「その服装でカイロを使うとか、意味わかんない! コートを着ればいいじゃん!」というありがたいアドバイスをしてくれる人もいるが、そういう問題ではないのだ。

バカバカしいと笑う人もいる。でも笑う前に本当にバカバカしいのか、立ち止まって考えてほしい。冬のコートが1kgだとする。1kgのダンベルをリュックサックに入れて街に出掛けたいと思うだろうか。1kgといえば、D~Eカップの胸の重さだ。胸の大きな女性は胸が重くて肩がこるという。幸か不幸か、私は胸で肩がこる経験をしたことがない。そんな私が冬のコートを着て肩がこり、胸の大きな女性の悩みを体験することになった。1kgのコートを着て肩がこった男性は、D~Eカップの女性の胸の重みを身にまとっていると想像すれば、肩こりが解消されるかもしれない。

 

そしてこのゲームを続けるもう1つの理由。それは、ゲームによって面白い経験が得られるから。11月に東京の街を半袖生脚ショートパンツでウロウロしていると、どうなるのか。続きは後編で!

ではまた!
次も読んでね!

きゅうり(矢野友理)

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