Webメディアでのネットニュースや雑誌での文章、広告に入っているコピーライトなど文章を見る機会というのはとても多いです。そんな文章を書くことができる「ライター」という仕事をやってみたいけれど、どうやって目指したらいいかわからない方って多いですよね。
そこでライターになるための11の方法について紹介していきます。将来的にライターの仕事をしてみたい方や興味がある方はぜひ参考にしてみてくださいね。
ライターの種類
ひとえにライターといっても、短い文章執筆だけに特化しているライターや、コラムを持っているライター、ゲームのシナリオを書いているライターなど様々です。自分がどんなジャンルのライターになりたいか理解しておくことが大事です。専門的な内容を担当している人もいれば、まんべんなくいろんなジャンルを執筆している人もいます。こちらではライターといわれるものの種類についてご紹介します。
コピーライター
ライターといえば最初に浮かぶのが「コピーライター」です。広告などで商品の魅力を紹介するための目を惹く「キャッチコピー」を考えたり、商品を説明する少し長めの文章を書く事も多いです。基礎能力だけでなくセンスも必要になります。人気のライターさんは企業と専門契約をしていたりします。
レポート・ルポライター
旅行に行った記録や、グルメの記事など自分が体験したことをレポートするライターです。親しみやすい文章を書くことが必要となり、経験をうまく文章に取り込んでライティングしていきます。依頼を受けてライブに行ったり、イベントレポートをしたりなど現場にでて取材をするということが多いです。
また社会的な問題に関わり自分の意見を入れながら記事を書いていく「ルポライター」というものあります。こちらも取材を重ねることによって正確な文章を作り上げていきます。
シナリオライター
ドラマやゲームなど物語のシナリオを考えるライターです。ゲームでは、RPGのストーリーを考えたり恋愛シミュレーションのシナリオを考えたりなどが主な仕事です。土台をつくる仕事なので発想力や企画力が必要になります。文章に特徴がある場合が多く、一度評価されれば専門でシナリオを書くライターとして活躍するようになる人も多いです。
ライターになるには?
ライターといっても色々あるということがお分かりいただけたと思います。ではライターになるには、具体的にどうしたらいいのでしょうか? ライターになる方法にも種類がたくさんあるんです。この章ではライターになる方法について具体的にご紹介します。
広告代理店、広告制作会社の新卒で入社する
広告代理店、広告制作会社の会社へ新卒で入社する方法です。どちらの会社も入社後にライターとして配属されるかは分かりませんが、広告やメディアなどを扱う会社なので文章に直接関わりながら仕事ができます。そうした環境でライティングスキルなど多くのことを学べます。
新卒は中途採用に比べると入社できる会社の幅も広いですが、どちらも人気のある職種なので、複数の企業を受けるというパターンが多いです。
2つの種類どちらにも内定をもらい、どちらに入るか迷った場合は自分がどちらの仕事をやってみたいのかを吟味することがおすすめです。即戦力として採用されることが多く、入社からたくさんのことを任されます。
成長できる環境ですがライター以外の仕事もかなり多い可能性が高く、慣れるまでは大変です。では次は広告代理店、広告制作会社の違いについてご説明します。
広告代理店とは
2つの会社は一見似ているように感じますが「広告代理店」は企業の間に入り、クライアントに掲載する広告の枠を提供するお仕事になります。広告代理店ではキャッチコピーを考える「コピーライター」も多いので一言で魅力的な言葉を紡ぐことができるという方にはおすすめです。
ライターとして以外の仕事も多い可能性が高いですが、営業を行ったり企画を提案したりという業務で、やりがいのある仕事といえます。新卒採用もよく募集している企業が多いです。ある程度コンセプトやイラスト、映像などが決まっている広告に文章をつけていきたい方には広告代理店が向いています。
広告制作会社とは
広告制作会社は、広告代理店より依頼を受けて広告を作る仕事や、個人や企業から直接依頼を受けて広告を作る仕事をする会社になります。ライターの他にもグラフィックデザイナーやイラストレーター、映像ディレクターなどクリエイティブな職業の方が多く在籍しています。
広告代理店同様「コピーライター」の仕事が多くいかに広告、商品の良さを文章で表現できるかが勝負です。広告代理店に比べて広告にどっぷり集中できる仕事なので、ライター以外にもクリエイティブな分野に広げて行きたいと将来的に考えている方は「広告制作会社」がおすすめです。
アルバイトとして体験するのもおすすめ
新卒で「広告代理店」「広告制作会社」を受けようと思っている方は、面接などを受ける前にアルバイトとして仕事を体験するのがおすすめです。ふんわりとしたイメージよりも実際に会社に入ってみてどんな仕事をしているのか、ライターの仕事の範囲はどれくらいあるのかなど具体的な仕事を捉えると入社した時とのイメージのズレが起きないのでおすすめです。
大学生の場合、夏休みは特に長いので休みの期間中アルバイトとして経験するのもいいかもしれません。定期的に求人サイトでも募集がかけられているのでチェックしてみましょう。
2. 広告代理店、広告制作会社の中途採用に応募する
次に紹介するのは、中途採用として「広告代理店」「広告制作会社」に応募する方法です。中途採用は、即戦力を求められるところが多くライターの他にも映像が作れたりイラストがかけたりなど他のクリエイティブな仕事ができるという人の方が内定が出やすい傾向にあります。
新卒に比べて採用率は低いですが、未経験者でも募集しているところを選ぶと受かりやすいです。余裕がある方は、新卒の方のように事前にアルバイトとして体験してから応募するかアルバイトから正社員登用のある会社を選ぶとより近道でライターになりやすいです。
入りやすいのは子会社
新卒だと大手の会社にも入りやすいですが、中途採用ではそうした会社よりは子会社を中心に応募する方が採用される可能性がより高くなります。また大手企業は書類審査から一次試験、二次試験と進むため、時間がかかるのですぐ入社したいと思っている方には向いていません。
子会社は大手と違い業務量が多いですが、比較的入りやすいです。またアルバイトから正社員登用制度のある会社や、派遣から正社員になることができる会社は入りやすいので、どうしても入りたい会社がある場合はそうした方法を検討してもいいかもしれません。
ただ正社員になるまでに時間が掛かってしまううえに、必ず正社員になれるわけではありませんので、ご注意ください。あなたの文章が評価されれば、正社員として働くことができるかもしれません。