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【振り返り】フリーランスの恐ろしさを吐露するコラム

ユーコ・ノラ ユーコ・ノラ


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憂鬱だ。もはや憂鬱でしかない

話は戻る。
年の瀬は特に、我々フリーランスにとって憂鬱でしかない。

「今年中に終わらせたい」という理由で急遽短納期の案件が入る。時間がない。「来年はどうしよう・・・」漠然とした不安が脳路をよぎる。怖い。毎月きっちり経費の計算を心がけていたはずなのに、気づけば最終アップデートが梅雨あたりで止まっている。ジメる。クライアントとの信頼関係が築けなかった。そういう時は絶対うまくいかない。ちょっと黙ろう。

貯金が欲しい。金が欲しい。来年の税金が怖い。震える。確定申告。震える。あと何年続けられるのだろうか。震える。「厚生年金」「ボーナス」「退職金」というワードが遠くに聞こえる。

なんか暖かいモノとか食べたい。ムニエル。

うまく言語化できない「ありとあらゆる可能性」が、脳内で蛇行運転をかまし始める。

正月三ヶ日のお参りでもきっと5円ぽっちで「今年も健やかに、金が稼げて、自由に楽しく」という、至極幼稚で、デカい願いを引っさげ神社へ向かうのだろう。

フリーランスはとにかく不安である

「なぜフリーランスになったんだろう」。ふと思う時がある。

不安になるのは大体「暇」になった時である。しかし「不安」を感じている時はまだ良いほうで、慣れてくるとその暇な時間すら当たり前になってくる。非常に残念な方向で「フリーランスを極めてしまった」悪い例なので絶対に真似したくない。

しかし「なぜ」などという疑問は愚問である。敢えて答えるなら、そんな「不安」が付きまとってもいいと思えるほどのメリットがあるからだ。

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