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【2017年】10月末から年末にかけての注目映画12本

加藤広大 加藤広大


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公開前の映画を「どんな映画なんだろう」、「これは傑作に違いない」、「間違いない、駄作だ」と、あれこれ想像するのは楽しいものです。競馬の予想や夏フェスのアーティスト発表と同じく、何かのイベントごとのための準備はわくわくしてしまいます。

たとえ、その映画が期待はずれの超駄作だったとしてもネタになります。「ありゃねぇよなwww」と誰かと残念感を共有することは、むしろ面白かった時よりも話に花が咲くというものです。

つまり、公開前の映画をあれこれ想像したり、考えてみたりすることは、どちらに転んでも面白いしお得であるということで、トレイラーなんて無料ですから、コストのかからない遊びであるともいえます。

そんなわけで、今週のコラムでは「10月末から年末にかけての注目映画」を、独断と高慢と偏見でセレクトしてみました。ちなみに、今回選んだ作品は、すべて自腹で観に行くことを誓います。つまり紹介した作品が駄作だった場合でも、私と皆さんの被害額はほぼ同じということです。その時は共にゲラゲラ笑いながら哀しみを共有しましょう。

静かなふたり/Drôles d’oiseaux

パリに引っ越してきたばかりの不器用な女性、カルチェ・ラタンにある小さな古書店と聞いただけで、余りのフランスっぷりに身悶えしてしまいそうな一品が本作「静かなふたり」です。監督はエリール・ジラールで、長編2作目とのこと。

Reference:YouTube

今年公開された映画「ロスト・イン・パリ」も、パリを舞台にした素晴らしい映画でしたが、本作もまた違ったパリのイメージが垣間見えそうですね。単なる恋愛ものでもなく、ちょっとした展開を匂わせているのも良い。

また、少々こじつけるならば、女性監督の映画で突出した作品も多くスクリーンにかかっていました。「ありがとう、トニ・エルドマン」のマーレン・アーデ、「ワンダーウーマン」のパティ・ジェンキンス、制作年は2008年ですが「タレンタイム」のヤスミン・アフマドなどなど、エリール・ジラールがその並びに座るのか、個人的には楽しみなところです。

「静かなふたり」
2017年10月14日公開予定
オフィシャルサイト

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