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続編、リメイクが残念じゃなかった名作映画5選

加藤広大 加藤広大


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映画の続編というものは、得てして「なぜ作成してしまったんだ・・・」と頭を抱えてしまうほどの駄作が多いものですよね。自主規制とか・・・自主規制とか・・・ああ、自主規制とか・・・自主規制とか・・・ああ、自主規制なんて本当に・・・。自主規制でしたよね!

しかし、逆に続編が素晴らしい、続編こそ素晴らしい映画も多々存在します。

昨今はシリーズ物、リメイク物なんてのも多くなってまいりましたので、ちょっと昔の作品から最近の作品まで、続編物、リメイク物で良かったものを少しだけまとめてみました。

さて、最近は映画紹介の際にルール的なものを設けていますので、今回もいくつか設定してみました。

  • 「スターウォーズ」「バック・トゥー・ザ・フューチャー」「ゴッド・ファーザー」などは除く(説明要らずの作品であるし、そればかりになってしまうため)
  • ネット上でレンタル可、現在上映中など、手軽に鑑賞可能な作品であること(観れなければ意味がないので。今回紹介する作品はすべてiTunesストアでレンタル可能か上映中)※2017年4月30日現在
  • 内容はもちろん、サントラも素晴らしい(グリコのオマケ的要素ではあるが、それこそが重要なので)

それではさっそく、選んでみましょう。

「ブルー・イン・ザ・フェイス」1995年

ブルックリンの街角にある小さな煙草屋を舞台に、様々な嘘や真実、人間模様が交錯する様を見事に描き出した名作「スモーク」の続編となるのが「ブルー・イン・ザ・フェイス」です。監督はポール・オースターとウェイン・ワン。

Reference:YouTube

基本的には煙草屋で繰り広げられる与太話が中心だった前作と同様に「ブルー・イン・ザ・フェイス」も話が展開していきます。うんちくがありそうでまったくない話が延々と繰り広げられる様は、話し合いがメインの映画フェチにはたまりません。

これ、制作経緯がちょっぴり風変わりでして、「スモーク」の撮影後「何かもう一本撮れないかな?」という軽い理由でロケ地に残れるキャストと、友人知人を呼び出し、ほぼ即興演技で制作された作品なんですね。

一見、軽い気持ちで撮られたと思いきや、残った&呼ばれた人間を少しだけ並べてみると

ハーヴェイ・カイテル
ジム・ジャームッシュ
マイケル・J・フォックス
マドンナ
ルー・リード

と、ちょっと訳の分からないほどの豪華メンバーとなっており、その面々が「ブルー・イン・ザ・フェイス(顔が真っ青になる)」になるまで台詞を喋らされたにも関わらず、破綻もミスも一切ない、紛うことなき傑作となったのはまさに奇跡としか言いようがありません。

「スモーク」はどこにでもいるような人間の、どこにでもあるような人生の、煙草の煙のように誰の記憶にも残らない、忘れ去られてしまうような物語を美しく描いた話でした。

いっぽう、「ブルー・イン・ザ・フェイス」はまさにお祭り騒ぎというか「祭りのあと」的な楽しくも悲しい、味わい深い映画となっております。

話の内容も繋がっていますので、まずは「スモーク」を観て、それから本作を観るのをおすすめします。

街角のクリエイティブ ロゴ


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