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20代の作家が書いた小説10選

街クリ編集部 街クリ編集部


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作家と言っても、早咲き、遅咲き、様々な方がいらっしゃいます。今回はジャンルを問わず、著名な作家の20代の作品も織り交ぜ、20代の作家が書いた小説をご紹介したいと思います。

1. 『放課後』
東野圭吾(1985年)講談社

東野圭吾のデビュー作であり、1985年に江戸川乱歩賞を受賞した作品です。

主人公は高校教師の前島、とある高校が物語の舞台。第一の犯行は校内の密室で変死、第二の犯行は全校生徒が見ている前での毒死、と全ての事件が高校という閉鎖された空間で発生します。様々な人物が登場し、読み進める度に全員が怪しく感じてしまうようなミステリー感がうまく描かれています。なかなか確証を得られない犯人とトリックも見所です。金銭トラブルやドロドロの愛憎劇のような如何にもといったミステリー作品ではありませんが、本来、人間というのはこういった些細な事で人を殺めてしまう、そんな人間の「怖さ」を表現した作品です。

 

2. 『リアル鬼ごっこ』
山田悠介(2001年)文芸社

実写映画化もされたことでも話題になった山田悠介のデビュー作です。

舞台は、医療、科学、機会技術が発達した西暦3000年。そんな世界で、「佐藤」という同じ姓を持つことに怒りを覚えた国王が「“佐藤”という姓を持つものを皆殺しにせよ!」と大量虐殺を決行するところから物語は始まります。迷彩服を身にまとった“鬼”から逃げる「佐藤さん」。命をかけた“鬼ごっこ”が始まります。果たして、このリアル鬼ごっこを戦い抜ける「佐藤さん」はいるのか。こちらの作品は、とにかく“山田悠介語”が満載。この反吐がでそうなストーリーを、ある意味で現実感のあるものにしています。

 

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