今やレンタルしなくとも、動画配信サイトで手軽に観れるようになった海外ドラマ。注目の新作だったり、人気シリーズの新シーズンだったりと次々に公開されていますが、いろいろと観ていると「あるある」的なシーンだったり、設定だったり、共通点が浮かび上がってくるものです。
今回は、そんな海外ドラマの共通点やあるあるを考えてみようという趣旨なのですが、個人的に犯罪モノや弁護士、金融系、ホラーモノが好みでして、ちょっと偏っていますことを、ご容赦いただけますと幸いです。ちなみに最近のお気に入りは、ウォール街を舞台にヘッジファンドの帝王と、SM狂いの連邦検事の対立を描いた「Billions (ビリオンズ )」です。「司法取引」とか「タックスヘイブン」とか聞くとゾクゾクしてしまう方はぜひどうぞ。おすすめです。
話を戻しまして以下、「海外ドラマあるある」でございます。
1. 毎回流れる前回までのあらすじ
海外ドラマでは、毎話の冒頭に「前回までのあらすじ」が流される場合が多いのですが、これをシーズン一気見で鑑賞していると、どうにも間延びしてしまいます。
特に大事な回になるとパワーアップし、それまでの伏線もご丁寧にフラッシュバックさせてくれるのですが、伏線が見事に回収されなかったり、「それ、必要だったの?」と、まったく関係のないシーンが盛り込まれたりするのも特徴です。
2. 特に重要な電話には出れない
この電話に出れたら犯人を逮捕できた。この電話に出れたらあいつは死ななかった。この電話に出たら嫁は浮気しなかった・・・などなど、海外ドラマはやたら電話に出る演出がある割には、肝心なところで電話に出ない、出られないというお約束が存在します。
もしその電話に出てしまったら、ストーリーが進みすぎてしまったり、問題が解決してしまったり、嫁さんは浮気をしなかったりして物語に支障を来すことは分かるのですが、それでもあいつらは肝心な時に電話に出ません。出ればいいのに。
3. 寝返る
海外ドラマでなくても、「寝返り」は、物語を盛り上げる常套手段です。が、「お前、やっぱり寝返るんかい!」と予想通りだったり、奇をてらいすぎて「いや、なんでお前が寝返るの?」とずっこけてしまったりと、寝返る人選が雑なケースも多々見受けられます。
また、寝返り繋がりですが、一緒に男女が寝ていた場合、寝返りをうった時には相手が既に居ない場合が多いですよね。そういうケースでは、大体朝飯を作ってて「ハニー」とか言って持ってくるか、仕事の呼び出しがかかったか、不審死を遂げています。
4. 嫌な奴が実は良い奴かと思いきや最後までドクズ
「うわーこいつ嫌な奴だけど、たぶん途中から良い奴になるな」と期待しながら観ていると、本当に最後まで人間のドクズだったケースも多々見受けられます。
もちろん、嫌な奴が良い奴になる展開もあるにはあるのですが、最後までクズはクズ、下衆は下衆であり、後々しっかり裁かれスッキリ退場する場合が多いように思えます。