Q1. オリエン内容を簡単に教えて下さい
郷土の英雄である石田三成をテーマに、PR動画を製作。
Q2. この企画を思いついた経緯を教えて下さい
石田三成＝滋賀県という認識は、当の滋賀県の人たちですらほとんどされておらず、歴史好きな人にとっても、関ヶ原で負けた人、冷徹、狡猾、堅物なイメージと、ほとんど良いとこナシ。『石田三成を広く知らしめたい』『石田三成のマイナスイメージを払拭したい』では広く知ってもらう、イメージを変えるのに手っ取り早い方法ってなんだろう？それって、単純にTVCMじゃない？
武将のTVCMって見たことない。武将のサウンドロゴなんて聞いたことない。もしかして目立つかも？変に気取ったCMにするよりも、滋賀県ローカルCM風の作りにすることで硬いイメージの石田三成のイメージが柔らかくなって好感度もあがるのでは？？ という感じです。
Q3. プレゼン時のクライアントの反応を教えて下さい
3案プレゼンしたのですが、1案目のこの企画を説明し終わった瞬間に、「これで行きましょう」と言っていただきました。行政の方々なので、場合によっては怒られる覚悟でプレゼンに行ったので、企画に対する理解と柔軟性に感動しました。
Q4. 想い出となるエピソードがあれば教えて下さい
琵琶湖の湖畔の撮影は、仕上がりからは感じられないと思いますが恐ろしく寒かったです。撮影メイキング素材を頼んでいた後輩達が終わってみれば白人女性とサンバダンサーしか撮っていないという悲劇。高津商会さんという太秦近くの時代劇専門の衣装屋さんで撮影したのですが、小道具がなんでも出てくるのがすごかったです。農民の衣装どころかだめもとで古いそろばんありますかと聞いて出てきたときには驚きました。
*************************************************************************
クライアント名「滋賀県」
商品名「石田三成」
広告タイトル「石田三成CM」
クリエイティブディレクター：藤井亮（電通関西支社）
プランナー：藤井亮/小堀友樹（共に電通関西支社）
コピーライター：藤井亮/小堀友樹（共に電通関西支社）
アートディレクター：藤井亮（電通関西支社）
アカウント・プランナー：西村典哲（電通関西支社）
プロデューサー：五十嵐一敏/金古亮（電通クリエーティブX関西支社）
プロダクションマネージャー：久國俊貴（電通クリエーティブX関西支社）
演出：藤井亮（電通関西支社）
撮影：岡田邦彦（電通クリエーティブX関西支社）
照明：岡田邦彦
小道具衣装：荒川あけみ（高津商会）
時代衣装着付け：出嶋英和（高津商会）
編集：野口洋平・尾山未佳（ｲﾏｼﾞｶｳｪｽﾄ）
MA:辻本良（ｲﾏｼﾞｶｳｪｽﾄ）
CG：田中紫紋
作曲：林彰人（マロン音楽事務所）
出演：川端英司（石田三成）ほか
スタイリスト：江南真美（ｲｸﾞﾚｯｸ）
ヘアメイク：長谷川千明（ｲｸﾞﾚｯｸ）
広告会社：電通関西支社
制作会社：電通クリエーティブX関西支社
また、街クリの「エンタメ新党」コラムニスト田中泰延さんが書いた三成コラム『秒速で1億円稼ぐ武将 石田三成』も必見です。
大の大人が寄ってたかってマジメに作ってこれかよ！ という最大の賞賛を送りつつ、この記事をお開きにしたいと思います。
それでは、今日はこの辺で。鏡竜太郎でした。
1- 2
